NHKニュース

自衛隊 3号機への放水を実施
福島第一原子力発電所3号機を冷却するため、自衛隊の特殊な消防車が、17日午後7時半すぎから放水作業を行いました。あわせて30トンの水を3号機に向けて放水し、作業は午後8時すぎ、終了しました。

機動隊 放水届かず作業を中止
震災で建物が大きな被害を受けた福島第一原子力発電所の3号機を冷却するため、警視庁の機動隊は、高圧放水車を使って17日夜、地上からの放水を行いましたが、現場の放射線量が高く危険だったため、建物に十分近づくことができず放水したものの、目標に届きませんでした。警視庁は17日の作業を中止することを決めました。

東京電力“大停電回避できる”
東京電力の藤本孝副社長は、17日夜に行った記者会見で「きょう午後6時から7時までの電力の需要が3050万キロワットと供給力を下回っている。これは、多くのかたの節電の協力や計画停電の実施によるもので、このまま節電などの取り組みを進めれば、きょうの大規模な停電の発生は回避できる」と述べました。そのうえで藤本副社長は、引き続き家庭や企業での節電の協力を強く求めました。

屋内待避の病院 深刻な事態に
福島県福島第一原子力発電所から25キロの距離にあり、屋内退避の指示が出ている南相馬市の病院では、19日患者の食事を作る業者が営業を止めるため、180人いる入院患者を移動させなければならなくなっていますが、全員の受け入れ先が確保できるのか見通しの立たない事態となっています。

大震災 死亡確認5500人超に
警察によりますと、今回の地震津波で、これまでに死亡が確認された人は5583人と5500人を超えました。警察に届け出があった行方不明者をあわせると1万5000人を超えています。

新幹線 節電のため減速運転
JR東海によりますと、東海道新幹線は節電のため、東京と静岡県新富士の間で通常より速度を落として運転しています。これによってこの区間で2割程度の消費電力を節約できるということです。

野球賭博 客の力士ら略式起訴
大相撲の野球賭博事件で、客として賭博に加わっていたとして、現役の十両力士ら9人が略式起訴されました。一方、同じく客として賭博に加わっていたとして書類送検された元大関琴光喜や、元大嶽親方らについて検察庁は「十分な証拠がない」として不起訴にしました。


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