NHKニュース

自衛隊 4号機への放水終了
福島第一原子力発電所4号機の使用済み核燃料を保管するプールを冷却するため、自衛隊は、20日午前、1時間余りにわたって放水を行いました。自衛隊による放水はこれでいったん終了し、午後からは東京消防庁が4号機に対する放水を行う計画です。

5・6号機 冷却機能回復へ
使用済み燃料プールの水温が上昇していた福島第一原子力発電所5号機と6号機は、19日から、いずれも冷却用のポンプが動かせるようになって、5号機では通常の水温に近い30度台まで下がるなど冷却機能が回復しつつあります。

原発周辺 風変わりやすい状況
福島第一原子力発電所の周辺では、低気圧や前線の影響で風向きが変わりやすくなっていて、現在は弱い風が吹いているとみられています。日中は東から西への風が吹くとみられ、夜には風向きが変わって陸側の北西から海側の南東に向かって吹く見込みです。

リビアへの軍事作戦始まる
リビアカダフィ政権による市民への攻撃を阻止するという国連安全保障理事会の決議を受けて、欧米やアラブ諸国リビアへの軍事作戦を開始し、フランス軍の戦闘機がカダフィ政権の部隊への攻撃を始めたほか、アメリカ軍やイギリス軍もリビアの防空施設などに巡航ミサイルを発射しました。リビア情勢は、国際社会が軍事介入に踏み切る重大な局面を迎えています。

カダフィ大佐“十字軍と戦う”
欧米をはじめとする各国のリビアへの軍事介入が始まったことを受けて、最高指導者のカダフィ大佐は、19日、国営テレビを通じて短い声明を発表し、「地中海の周辺は今や戦場となった。リビアの人々は植民地主義的な十字軍による攻撃に立ち向かうだろう」と述べました。そのうえで、「市民が国を守れるよう武器庫を開放する。リビアを攻撃した国は、今後危険にさらされるだろう」と述べ、改めて徹底抗戦の構えを示しました。

賃貸住宅 被災者向け情報公開
今回の地震で多くの被災者が家を失ったことを受けて、賃貸住宅の経営者らで作る協会は、被災者に通常より安い家賃で貸すことができる全国の80万件を超える空き部屋の情報をまとめました。協会は、仮設住宅を建てるよりもコストが低いうえ、早く入居できるとして、被災者に代わって、国や県が家賃を肩代わりする仕組みを作るように求めています。

ロシア首相 対日ガス支援示す
東北関東大震災に関して、ロシアのプーチン首相は極東のサハリン州で開かれた会議で、日本に対して3か月余りの間に液化天然ガスおよそ400万トンを供給することが可能だという見通しを明らかにしました。


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