NHKニュース

東電 煙と放射線量の関連調査
21日午後、東京電力福島第一原子力発電所3号機から灰色がかった煙が上がり、2時間余りたった午後6時すぎまでに収まりました。一方、午後6時20分すぎには、2号機の原子炉がある建物から水蒸気のような白い煙が出ているのが見つかったということです。東京電力によりますと、この間、敷地内の放射線量は、一時、上昇傾向にありましたが、午後6時半から再び下がり始めたということで、煙との関連を調べています。

東京消防庁 放水活動は中止
東京消防庁によりますと、福島第一原子力発電所に派遣されている東京消防庁の部隊は、21日は放水活動は行わないことになりました。

燃料不足 民間備蓄を大幅緩和
政府は、東北関東大震災の被災地にガソリンなどの石油製品を安定的に供給する態勢を強化するため、石油元売り会社など民間に義務づけている備蓄期間を大幅に緩和し、21日から国内消費量の25日分を市場に流通できるようにしました。

茨城 風評被害対策を国に要請
茨城県産のほうれんそうから国の基準値を上回る放射性物質が検出され、出荷を自粛していることを受けて、茨城県の農業団体は、21日、農林水産省に対して、ほかの農産物について風評被害が起きないよう、安全性について早急に調査するよう要請しました。

自衛隊 戦車の活動慎重に判断
自衛隊は、福島第一原子力発電所でがれきを撤去するため派遣した戦車について、車体の重さで臨時に敷設されたケーブルなどを傷めるおそれも出てきたとして、活動にあたっては東京電力側と協議しながら慎重に判断することにしています。

88万世帯で断水続く
厚生労働省によりますと、21日午後1時現在で、東北地方から関東地方にかけての11の県のおよそ88万世帯で断水が続いています。

避難者 全国で24万人近くに
NHKのまとめでは、東北関東大震災の影響で各地の避難所などに避難している人は全国で24万人近くに上っています。このうち、福島県を中心に、住まいのあった地元を離れ、県外に避難した人は2万9000人余りに上っています。


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