NHKニュース

第一原発 作業員の安全が課題
深刻な状態が続いている福島第一原子力発電所では、23日、一時中断した外部電源の復旧作業が再開し、3号機に続いて1号機でも中央制御室の照明が点灯し、作業環境が改善に向かっています。一方、3号機で作業をしていた3人が被ばくし、このうち2人が放射線で皮膚が損傷する「ベータ線熱傷」の疑いがあることが分かり、高い放射線量の下で、作業員の安全を確保しながらどう事態の収拾に当たるか、課題になってきています。

水道水 16か所で指標超える
これまでに水道水から国の指標を超える放射性物質の「放射性ヨウ素131」が検出されたのは、福島、茨城、千葉、埼玉、それに東京の5つの都県のあわせて16か所に上っています。

不十分な医療影響 43人死亡
東北関東大震災の被災地の病院で、停電による医療機器の停止や医薬品の不足など、災害で十分な医療を受けられなかった影響で死亡したとみられる患者が、宮城、岩手、福島の3県で少なくともあわせて43人に上ることが分かりました。

宮城県 震災孤児実態調査開始
震災で両親を亡くすなどした子どもを保護するため、宮城県は、24日から沿岸部の3つの市と町で実態調査を始めました。

統一地方選 12の知事選が告示
統一地方選挙のトップを切って、東京をはじめ12の都道県の知事選挙が、24日、告示され、あわせて39人が立候補しました。東北関東大震災の影響を受けて、街頭での運動を控える動きも出るなかで、各候補の選挙戦がスタートしました。

みずほ 25日以降は通常営業
システムトラブルが続いている大手銀行の「みずほ銀行」は、利用者の口座に入金できていなかったおよそ1100件の振り込みを終えたとして、25日以降は通常の態勢で営業すると発表しました。

敷引特約は有効 最高裁が判断
アパートなどから引っ越す際に、家主に納めた敷金から一定の金額を自動的に差し引かれる契約が有効かどうか争われた裁判で、最高裁判所は、契約は有効だという初めての判断を示しました。こうした契約は「敷引(しきびき)特約」と呼ばれ、関西を中心に幅広く結ばれていて、判決は今後の賃貸住宅の契約に影響を与えることになります。


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