NHKニュース

子どもの被ばく量“問題ない”
福島第一原子力発電所から広がる放射性物質による健康への影響を心配する声があることから、国は24日、原発から30キロ余り離れた町で、放射性物質の影響が出やすいとされる子どもを対象に、甲状腺の被ばく量を調べたところ、いずれも健康に問題のない量であることが分かりました。

原因の水から高濃度の放射性物質
24日、福島第一原子力発電所の3号機で作業員3人が被ばくしましたが、被ばくの原因となった水から、運転中の原子炉の水のおよそ1万倍の濃度の放射性物質が検出されたことが分かり、東京電力では、核燃料が損傷したために、放射性物質が流れ出たとみて詳しく調べることにしています。

被ばく 保安院が改善を指示
福島第一原子力発電所の3号機で作業員3人が被ばくしたことを受けて、原子力安全・保安院東京電力に対して、再発防止のため、直ちに放射線管理を見直し、改善するよう口頭で指示しました。

冷却作業 真水へ切り替え急ぐ
深刻な状態が続いている福島第一原子力発電所では現在、海水を入れて原子炉などを冷やそうとしていますが、このままでは、原子炉内に塩がたまって水の流れが悪くなるおそれがあることなどから東京電力は、海水から真水への切り替えを急いでいます。

被災地 25日夜から降雪も
東北の太平洋沿岸で起きた巨大地震から25日で2週間です。被災地では、低気圧の影響で25日夜から雪が強く降ってふぶくところがある見込みで、気象庁で注意を呼びかけています。

基準超の食品 6都県16品目
これまでに、国の暫定基準を超える放射性物質が検出された食品は6つの都県で16品目に上り、出荷制限や摂取制限などの指示が出されています。

国連 リビアにさらなる手段も
緊張が続くリビア情勢について、国連のパン・ギムン事務総長は安全保障理事会に出席し、カダフィ政権は市民に対し残虐な攻撃を続けていると強く非難したうえで、今後も安保理決議を順守しなければ、さらなる手段がとられる可能性があると警告しました。


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