NHKニュース

汚染水浄化設備 本格稼働開始
東京電力福島第一原子力発電所の汚染水の浄化設備は、17日午後8時ごろから高濃度の汚染水を処理する本格的な稼働を始めました。増え続ける汚染水への対策の鍵となりますが、16日夜は試運転の段階で作業ミスによるとみられる水漏れのトラブルが起きるなど、安定して稼働できるか課題を残した形です。

新工程表 1か月で安定冷却へ
東京電力は、福島第一原子力発電所の事故の収束に向けた工程表の見直しについて、17日夕方、記者会見を開き、今後1か月で原子炉の安定的な冷却を目指し、汚染水を浄化したうえで原子炉に注水する「循環注水冷却」を近く始めるとともに、新たに「放射線管理と医療」という項目を追加し、今後、作業環境の改善を進めることになりました。

運転員被ばく 原因はマスクに
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、緊急時の限度を2倍以上超える被ばくをしていた2人の運転員は、マスク装着の際に隙間ができていたり、放射線量が高い中央制御室でマスクを外して食事をしたりしていたことが分かりました。東京電力は再発防止のために、隙間ができないマスクの着用や、中央制御室での飲食の禁止を徹底することにしています。

機長が訓練受けず半年間操縦
日本エアコミューターの機長が、社内規定で必要とされている操縦訓練を受けないまま、およそ半年にわたって旅客機を操縦していたことが、17日になって分かり、この機長が操縦する予定だった出雲空港発着の2便が、急きょ欠航となりました。

孤児への保険金支払いで協力
生命保険各社で作る生命保険協会は、東日本大震災で両親を失った子どもに保険金を支払う場合、後見人の選定などの法的な手続きが必要となることから、被災地の自治体や弁護士会と協力して対応していくことになりました。

サッカー女子代表 試合へ調整
今月下旬にドイツで開幕する、サッカーの女子ワールドカップに出場する、日本代表「なでしこジャパン」が、国内最後の強化試合となる韓国戦を18日に控え、松山市の試合会場で調整しました。

女子ゴルフ 佐伯選手らが首位
国内女子ゴルフツアーは千葉県で第1ラウンドが行われ、佐伯三貴選手と韓国のイ・チヒ選手が、4アンダーで首位に並びました。


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