NHKニュース

熱中症の疑い 各地で3人死亡
厳しい暑さとなった愛知県小牧市では、29日午前、会社の社員寮にいた管理人の65歳の男性が、熱中症とみられる症状で死亡しました。また、奈良県大和高田市では、家の中にいた89歳の女性が、熱中症とみられる症状で死亡しました。さらに、29日午後、千葉県八千代市では、草刈りをしていた40歳前後の男性が熱中症の症状を訴え、救急車で病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。

猛暑日 最多の全国74か所
29日は、ことしに入って最も多い全国の74か所の観測点で35度以上の猛暑日となったほか、秋田県を除くすべての都道府県で真夏日となり、この時期としては厳しい暑さとなりました。これから来月にかけて、平年より気温が高めの状態が続くと予想され、気象庁熱中症に十分注意するよう呼びかけています。

循環注水冷却でトラブル相次ぐ
東京電力福島第一原子力発電所では、浄化した汚染水を原子炉の冷却に使う「循環注水冷却」のシステムで水漏れのトラブルが相次いでいます。東京電力が対策を検討していますが、システムを安定的に運用することが大きな課題となっています。

刑事司法制度改革 議論始まる
厚生労働省の局長だった村木厚子さんの無罪が確定した事件や大阪地検特捜部の一連の不祥事を受けて、刑事司法制度の抜本的な改革に向けた法制審議会での議論が、29日から始まりました。取り調べの録音・録画を法制化するかどうかや、供述調書に依存しすぎた捜査や裁判の見直しなどが焦点となっています。

中学教員「公務災害」認める
愛知県の中学校の教員が勤務中に脳内出血で倒れて重い障害が残ったことを巡る裁判で、名古屋地方裁判所は「部活動の顧問など、校長が命令していない時間外勤務も公務に該当する」などと判断し、民間企業の労災に当たる「公務災害」と認める判決を出しました。

29日の放射線量 ほぼ横ばい
29日午後3時現在で、これまでに各都道府県が計測した屋外の放射線の量は、福島県宮城県茨城県、神奈川県の一部で震災前に計測されていた通常の値よりやや高い数値となっていますが、ほとんどの地点で、ほぼ横ばいの状態が続いています。

チャベス大統領の姿がTVに
アメリカへの挑発的な言動で知られるものの、このところ公の場に姿を表さず重病ではないかと指摘されていた南米ベネズエラチャベス大統領が盟友のキューバフィデル・カストロ国家評議会議長と談笑する姿が国営テレビで放送されました。


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