NHKニュース

新潟福島豪雨 最大級の警戒を
記録的な豪雨となっている新潟県福島県では、29日夜から30日朝にかけても猛烈な雨が降り続き、降り始めからの雨量が650ミリを超えた地域もあります。甚大な被害が出た7年前の「新潟・福島豪雨」を上回る雨になっていることから、気象庁は、川の氾濫や土砂災害などに最大級の警戒を呼びかけています。

新潟 2河川の堤防が決壊
新潟県内では、30日朝、三条市を流れる五十嵐川魚沼市の破間川の2つの河川で、堤防が相次いで決壊し、2つの自治体は、付近の住民に避難指示を出し避難を呼びかけています。

新潟 長岡市の魚野川が氾濫
国土交通省新潟地方気象台によりますと、新潟県長岡市を流れる魚野川は、市内の西川口地区の左岸で水位が上昇し、川の水が堤防を超えて、あふれていることが確認されました。国土交通省などは、午前6時半に氾濫発生情報を出して、住民に警戒するよう呼びかけています。

豪雨で新潟・福島で6人不明
この豪雨で、新潟県福島県では6人が行方不明になっています。

37万人に避難勧告・指示
この豪雨で、新潟県福島県で、合わせて37万人余りに避難の指示や勧告が出ています。

復興財源 議論の行方不透明
政府は、5年間で19兆円規模の復興対策を行うことを盛り込んだ、東日本大震災の「復興の基本方針」を決定し、今後、財源に充てられる臨時増税について、検討を本格化させる考えです。しかし、臨時増税に対する民主党内の反対意見は根強く、復興財源を巡る議論の行方は、菅総理大臣の退陣時期もからんで、見通せない状況です。

義援金 震災後出生は対象外
東日本大震災東京電力福島第一原子力発電所の事故の被災者に対する2回目の義援金の支給で、福島県の一部の自治体では,震災後に生まれた子どもを支給の対象にしていないことが分かり、対象にした自治体と対応が分かれたことに疑問の声が上がっています。


Powered by RSS2LOG